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警察官が124万円ひったくり 捜査に参加


 ひったくり事件が発生し、自らその捜査に参加していた警察官が容疑者として逮捕されたという今日の記事より。
(引用記事は、下部に掲載)

 事件については掲題を見る限り、警官が犯したひったくり事件という、よくある警官の不祥事の一つにも見えるのだが、記事を実際に読んでみると、その印象が若干変わってくる。

 記事によれば、事件はパチンコ閉店後の現金の移動中に発生したとあるが、その移動区間が景品交換所からパチンコ店とかなりの短い距離であることから、この警官が計画的に女性から現金を奪ったではないかという所に、どうしても想像が結びついてしまう。

 ある辞書によると「ひったくり」とは「すれちがいざまなどに、他人の持っている物をうばって逃げること。また、その者。」と定義されているが、もし事件を起こした警官が計画的に現金を奪っていた場合、これは「ひったくり」ではなく「強奪」にあたるのではないか思う。

 今回の事件がどのような犯罪として処理されるのかは分からないが、少なくとも私はそれを「ひったくり」などとは呼ばない。

 また、さらっと読み流すと気にならないのだが、記事後半部に、

「県警は06年末、各所属課長が、部下に消費者金融などからの借金がないかどうか面談調査をしたが、同容疑者は「サラ金からの借金はない」と答えていたという。」

 との記述がある。この記述でひっかかるのは、容疑者が「「サラ金からの借金はない」と答えていた」ことではなく、「県警は06年末、各所属課長が、部下に消費者金融などからの借金がないかどうか面談調査をした」ということだ。

 通常の企業において、「消費者金融などからの借金がないかどうか面談調査をした」ということは、よほどの事情がない限り行わない。
 つまりは、この調査は、消費者金融から借金のある警官が犯罪を犯しやすいという傾向を押さえた上での、警察内部の調査なのだと思う。

 以前から、消費者金融で借金をした警官による犯罪事件を目にすることがあるのだが、そうした傾向が依然と続き、警察はそれを未然に防ぐべく、内部調査を継続しているのだろう。

 ただ、そのような内部調査は評価できるのだが、そうした調査は「鍋」のアクを取る作業に似て、もっと「根底的な」何かを抑えなければ、発生件数の減少はあっても、今回のような事件はなくならないのではと思った今日の記事だった。


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 パチンコ店の駐車場で、従業員から現金124万円入りのバッグを奪ったとして、山形県警は11日、新庄署交通課交通指導係長の警部補、渡辺良行容疑者(43)=同県新庄市東谷地田町=を窃盗の疑いで緊急逮捕した。渡辺容疑者は事件直後に同僚警察官から事件があったことを知らされ、自らも捜査に参加していたという。

 調べでは、渡辺容疑者は10日午後11時20分ごろ、同県真室川町平岡のパチンコ店「パチンコ宝島真室川店」の駐車場で、景品交換所の女性従業員(69)が持っていた現金入りのショルダーバッグをひったくった疑い。女性は転んで腕に軽傷を負った。

 同署によると、女性は閉店後、現金を保管してもらうため、現金を持って交換所から5、6メートル離れたパチンコ店に向かっていたという。

 渡辺容疑者は軽乗用車で逃げたが、目撃された車のナンバーが渡辺容疑者の車と一致。同容疑者から事情聴取し、供述通り新庄署の敷地内の雪の中から盗まれた現金入りのバッグが見つかった。「パチンコで、サラ金業者に数百万円の借金があった」と話しているという。

 同容疑者は10、11両日とも休みだったが、11日は事件を受けて自主的に署で捜査に参加していたという。監察課によると、同容疑者は04年から同署に勤務していた。県警は06年末、各所属課長が、部下に消費者金融などからの借金がないかどうか面談調査をしたが、同容疑者は「サラ金からの借金はない」と答えていたという。

 県警の宮坂祐介警務部長は12日未明に会見を開き、「法を執行する立場の警察官がこのようなことをし、誠に遺憾です。事案を精査して厳正に処分したい」と話した。

引用:asahi.com