「赤ちゃんポスト」設置めぐり国と協議へ 熊本市長
その設置の是非が問われていた「赤ちゃんポスト」についての協議が始まったという今日の記事より。
(引用記事は、下部に掲載)
*"赤ちゃんポスト"とは
事情があって親が育てられない新生児を受け入れるため、建物の外壁に穴を開けハッチで開閉できるようにし、内側に小さな保育器が設置されているもの。
熊本市の慈恵病院が設置する計画を進めている。
「赤ちゃんポスト」については、その公表時から賛否両論の意見が各メディアを埋めていたが、その対応について、いよいよ市と国の話し合いが始まったとのこと。
今回の協議が「赤ちゃんポスト」の設置へ向けての「積極的な」話し合いを前提としたものかどうかは不明だが、この協議で懸念事項が解消、または対応できることが明確になるようであれば、設置へ向けての動きがその速度を増していくことだろう。
記事中には、法整備などについても検討されると書かれてあったが、ドイツにおいては、この「赤ちゃんポスト」制度がすでに実施されているということなので、それら先例なども参考にしつつ協議は進められるのではないかと思う。
ただ、「赤ちゃんポスト」の是非についてはこれから協議されていくと思うのだが、そのネーミングについては、いささか疑問が残る。人道的見地から発案されたアイデアだとは思うが、当たり前のように赤ちゃんは郵便ではない。
この制度自体は、検討されるに大いに値するものだとは思うが、「ポスト」という言葉が入っていることによって、その世論の印象を損ねたり、感情的に受け入れられない気持ちを助長させる可能性もあるのではと思う。
「赤ちゃんポスト」自体の是非を問うのももちろん必要だが、その命名についても再検討できないものだろうかと思った今日の記事だった。
-----------------------------------------------------
乳児が捨てられるなどして命をなくすのを防ぐため熊本市の慈恵病院が計画している「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」をめぐり、設置許可の是非を検討している同市の幸山政史市長は22日、厚生労働省に出向いて法解釈や法整備などについて見解を求める。幸山市長は21日、取材に対して「是非についての結論は出せていない」と述べ、国の考えを踏まえて判断する考えを示した。
市は昨年11月から、福祉・医療関係の7課による連絡会を6回開催。児童福祉法や児童虐待防止法、医療法などに基づき、赤ちゃんポスト設置後に想定されるケースを整理した結果、児童虐待にあたることも予想されるが、明らかな違法性があるとも言い切れないという。
赤ちゃんポストは、様々な事情で育児ができない親のため病棟の外壁に「窓口」を設け、24時間対応で室内の専用保育器に匿名で預けられるようにする仕組み。病院側は警察や市に連絡し、親が心変わりした場合には病院へ連絡するよう促す手紙も窓口に置く。
昨年11月、慈恵病院の蓮田太二理事長が「捨てられて命を落とす赤ちゃんや、中絶せざるを得ない母親を救いたい」と設置を表明し、同12月に病院施設の変更届を市保健所へ提出。国内初の試みのため、市は結論を留保している。
引用:asahi.com
