クマ殺処分1900頭超 絶滅の懸念も 本年度・東北
東北で熊の殺処分数が1900頭を超え、絶滅の懸念があるという今日の記事より。
(引用記事は、下部に掲載)
東北で、今年の熊の殺処分数が1900頭を超えているという。
記事のタイトルを目にした時は、これまでの累計かと思っていたのだが、今年度だけの数字なのだという。
ただ、毎年、そんなに殺処分されているのかと思いきや、今年が特に多いのらしい。
このことについても、ハンターが増えるなど捕獲数が増えたのかと思っていたが、そうではなく、熊が食べるブナの木の凶作により、熊が里に下りてくる数が増えたことが大きな要因ということだった。
ただ、人に危害を与える危険性のある熊だが、あまりの殺処分の多さに絶滅が危惧されてもいる。
熊からの危害を防ぐ方法としては、捕獲して殺処分するという方法もあるが、熊の食用のブナの木の植林など、崩れかけている生態系を整えるという根本的な解決方法も必要なのではと思う今日の記事だった。
----------------------------------------------------
東北6県で人里に出没するなどして、殺処分されたクマの頭数が本年度、1900頭を超えた。全国で処分されたクマの約4割にあたり、地方別では最も多い。県別では山形県が全国トップで、上位10位以内に青森を除く5県が入っている。西日本では個体数の維持に取り組む自治体もあるが、東北では少なく、個体数の減少を不安視する声も上がっている。
昨年12月末までの東北各県の捕獲数、処分数は表の通り。いずれも既に前年度1年間の頭数の5倍を超えている。処分数は北海道や長野、新潟両県も多いが、東北の各県は福島4位、秋田7位、岩手9位、宮城10位で、全体では中部地方を約230頭も上回る。
絶滅が危惧(きぐ)される西日本では種の保護の観点から捕獲後、地域住民の了解を得た上で、子グマやおとなしいクマを山に返す放獣に積極的に取り組んでいる。中部地方は捕獲数では東北を上回るが、17.4%にあたる約360頭を放獣。福井や京都、兵庫では50%を超えている。
東北では生息数が比較的多く、クマの保護施設がないことなどから捕獲後、大半が処分されている。放獣率は岩手の9.1%が最高で、山形はゼロ。6県とも全国平均の9.7%を下回る。
保護管理計画を作り「クマとの共生」を掲げる県もあるが、「被害を受ける住民の理解が得られない」「獣医師の協力など放獣する体制が不十分」などの理由で放獣数が伸び悩んでいる。
NPO法人「みやぎ野生動物保護センター」の武田修代表=多賀城市=は「このまま捕り続けたら絶滅の可能性もある」と指摘。若いクマが人里に出没し、捕獲されるケースが多いことから「突然一帯のクマが激減することも考えられ、人間の都合だけで処分せず、生態系全体の保護が必要だ」と話している。
引用:河北新報
