総合情報ニュース徒然草

オリックス、世間の厳しい目考慮 前川解雇


 報道を耳にしたときに、あまりにも呆気に取られたオリックス前川元投手の処分だが、とうとうオリックスを解雇されたらしい。

 ただ、どうも腑に落ちない。

 記者会見した球団社長の言葉に「議論はあったが、交通事案に社会的風潮が厳しい中で事件がおき、こういう処分になった」とあるが、まるで交通事案に社会的風潮が厳しくなければこういう処分にはならなかったような(たぶんそうなのだろう)言葉だった。

 数年間無免許運転を繰り返し(その間に新車も購入)、ひき逃げ事件を起こし、帰宅後破損した車の修理を行い証拠隠滅を図る。

 常識的に考えれば、非常に悪質な犯罪だ。普通の会社であれば、即刻解雇だと思う。

 オリックスも成績を出せる才能ある投手を解雇するのはつらいし、温情をかけたいという気持ちは分からないではないが、今回は事件が確定した段階で議論の余地もなく、即刻解雇すべきではなかったのだろうか。

 決断は早いほど、次へ向けての行動も早くとれる。オリックスにとっても、前川前川元投手にとっても。


----------------------------------------------

 選手契約を解除する――。無免許運転の道交法違反などで起訴された前川に対し、18日にオリックス球団が下した処分は「解雇」だった。

 大阪市内の球団事務所で記者会見した雑賀球団社長は「改めておわび申し上げます」と謝罪した後、契約解除について「議論はあったが、交通事案に社会的風潮が厳しい中で事件がおき、こういう処分になった」と説明した。

 球団は近く自由契約の手続きをとる。「本人に反省が見られ、社会的に許しを得られるなら、現場復帰の可能性は残したい」と述べた。

 同社長はさらに、選手全員の免許証のチェックなど再発防止に努める、と改めて口にした。ただ、「車を運転している者は免許を持っていると通念上、判断していた。想定外のことが起こった」とも語った。

 この日、大阪府警南署から保釈された前川は目を潤ませながら、謝罪と反省の言葉を繰り返した。現役続行の意思について質問されると、「今は何も考えていません」とだけ語った。

◇事件で自由契約…復帰の例も

 自由契約選手とは、球団から無条件に契約を解除された選手のことで、旧所属球団を含め国内外のどの球団とも自由に選手契約を結ぶことができる。今オフでは巨人の桑田が自由契約となり、米大リーグのパイレーツとマイナー契約した。オリックスの中村は現在、自由契約選手で、移籍先を探している。

 92年1月には当時の大洋(現横浜)の投手が強制わいせつ容疑で逮捕される事件を起こし(不起訴)、自由契約となった。セ・リーグ会長から「全球団が選手契約を行わないように」との契約自粛要望があり、2シーズンはプレーしなかったが、自粛要望が解除され、94年に中日に復帰した。

引用:asahi.com